阿南電機株式会社
このサイトは次の URL に移転しました。http://www.anandenki.jp/other/decommissioning/index.php

当社は、原子力発電所の廃止措置(デコミッショニング:decommissioning)に関する画期的新技術をご提案しております。

米国は原子力施設、軍事核施設などの廃止措置、解体に数多く取り組んでおり、すでに10基の商業炉の廃止措置が完了しております(2011年2月末現在)。
一方、日本国内では原子炉領域まで廃止措置を完了しているのは研究炉(JAEA / JPDR)1基 のみであり、今後多くの商業炉がその役割を終え廃止措置を計画していく中で、米国から多くの経験値を学び、良好事例を取り入れていくことが重要な課題となります。
当社は、米国廃止措置プロジェクトに数多くの実績を有する、PENTEK社(ダストレス除染システム、ペンシルバニア州)Mega-Tech社(油圧ギロチンカッター、バージニア州)の日本総代理店として、廃止措置ツールの販売のみならず、コンサルティングの提供もいたします。
また、解体機器の搬出を安全に行うための「安全柵一体型フロアハッチ(安全柵一体型90ハッチ)」、廃止措置期間に発生した水漏れ補修、予防保全として簡単・便利な補修材「紫外線硬化型FRPシート(ウルトラパッチ)」なども併せてご提案申しあげます。

PENTEKはスリーマイル島事故を契機に設立され、以降30年間に渡り数多くの廃止措置を経験して参りました。
PENTEKは原子力施設、軍事施設などの解体工事を請け負う傘下企業も有しており、現場におけるノウハウも除染ツールの開発に大きく寄与しております。
スキャブラー(コンクリート除染)、グラインダー、床除染、壁除染、遠隔操作、手持ち操作など様々なアプリケーションに対応可能です。

原子力施設の解体用に開発した鋼材切断ツールです。小型でありながら、強力な切断力を有しているため狭いプラント内での作業に適しております。
本ツールは欧米の原子力施設の解体プロジェクトで数多くの実績を持ち、現在では原子力施設解体工事における必需品とも言われております。従来のプラズマ切断、バンドソー切断と異なり切粉・ヒュームの発生がなく、その上はるかに短時間で切断可能なため、管理区域内での作業時間を大幅に短縮でき、ALARA(=As Low As Reasonably Achievable)の観点からも、欧米で高く評価されております。
遠隔操作仕様、手持ち操作仕様のいずれも対応可能です。

廃止措置においては、解体機器の搬出のため、頻繁にマシンハッチの開閉が必要となります。
90ハッチは、一人で「安全」「安心」「短時間」で開閉でき、その開閉動力にはカウンターウエイトを利用しているためクレーンが不要である、画期的なマシンハッチです。
90ハッチは既設開口に合わせて設計製作可能ですので、工事期間中マシンハッチの開閉作業を安全かつ、短時間で行うことが可能になります。
原子力施設において数多くの実績があり(2012年4月現在370基、総合実績1000基以上)、今後の廃止措置工事での適用に期待されております。

ウルトラパッチは紫外線硬化型の補修用シート(FRPシート)です。硬化前は、やわらかいシートであり、必要な大きさに「切って」「貼りつけ」「紫外線を照射(太陽光可)」するだけで様々な設備の補修が可能です。
廃止措置は十年単位での工事となり、工事中の水漏れ・エア漏れなどが発生すると都度補修する必要があります(廃止する設備の漏れ箇所を新品に交換したくない)。
ウルトラパッチは、止水補助剤や、漏油補助剤などとの併用により、高度な補修・延命化が可能です。(当社耐圧試験で1.2MPa)
当社による施工工事も承っております。