自己融着テープとは何ですか?
自己融着テープとはその名のとおり、粘着剤は塗布していないにもかかわらず、テープそれ自身とだけ融着し一体化する製品のことを言います。テープは引っ張って使うことで優れた融着性を生み出します。また粘着力は温度・湿度の影響をほとんど受けず、経時変化もきわめて少ないテープです。
LLFAテープ™を巻いた後、水や摩擦から守る保護テープを上から巻く必要はありますか?
LLFAテープ™は吸水性・磨耗に対する物理的保護に優れており、一般的な絶縁テープのように、複数のテープ・製品システムを使用する必要がありません。LLFAテープ™は保護被覆テープを必要としないスタンドアロン製品として使用することができます。
低温・高温箇所での使用は可能ですか?
一般的な製品は、きわめて低温または高温な状態では粘着特性が低下したり、失われてしまったりします。LLFAテープ™はそのような条件下でも固さや粘性に影響ありません。また、「クラスH」材料として、-90℃〜+260℃の温度範囲内で特に高い信頼性を持つことが実証されています。LLFAテープ™は使用中・保管を問わず、温めたり冷やしたりする必要はないのです。
どのくらいの圧力まで耐えられますか?
適切な修理後、常用では10kg/cm2以内であればなんら支障なく使用できます。流体温度180℃で約20kg/cm2がピークです。スチームパイプでピンホールを修理した社内テストでは最高23.9kg/cm2まで極限加圧試験を行いリークしないことを確認済みです。また自動車のラジエーターホースにおける試験では、不凍液50%水溶液を約150℃まで加熱し5.6kg/cm2でホースが膨張するまで続け修理部からリークしないことを確認しています。
融着したテープは取りはずすことができますか?
LLFAテープ™は接着剤を使用していないため、ケーブルや配管に接着剤が移ることがなく、カッターなどで簡単に取り外すことができます。他の自己融着テープでは接触面がケーブルなどと溶融し、きれいに剥がせない事例がありますが、LLFAテープ™では一例も発生しておりません。